spiritual-catの日記

スピリチュアルな世界の体験談

誰もいないトイレから・・・。

 社会人になってから、ある運動施設での話です。その日、私は、施設の戸締りなどの確認をする当番でした。夕方6時過ぎでした。日が暮れはじめ、薄明かりの中、見回りをしていると体育館に併設されたトイレの電気がついているのに気づきました。小さなトイレで、大小の便器あわせて4つしかない狭い建物です。ぱっと覗いた限り誰もいなかったので、スイッチに手をかけ、トイレの中に向かって、念のため大きな声で「誰かいますかぁ!」と言うと同時に電気を切りました。その直後に、「おっいぃぃ!!!」という大きな罵声が、トイレの中に響き渡りました!驚きと恐怖を抱きながら、慌てて電気をつけて、中に飛び込みました。当然誰もいません。動揺しながら、トイレの外に出ると、すぐに後輩がトイレ裏から姿を現したので、「こいつか!」と思い、すぐに駆け寄り、「おい!!ふざけるな!脅かすなよ!!」と怒りをぶつけました。すると後輩は、驚いた顔をして、「なな、なんすかぁ?なんですか?なんですか?」と真顔で答えるばかりで、私の勢いにただただ、訳も分からずうろたえていました。そう、後輩は何もしていませんでした。後輩に事情を話、私から詫びました。

 それから月日が経ち、ある日の夕方、その施設をたまたま知り合いの女の子と歩いていたときに、そのトイレを私が指さして「ねぇねぇ、このトイレってさぁ・・・」と言い掛けたとき、その女の子が被せるように「ここ!男の人の声が聞こえるんですよ!怖~い!」と。

 あのトイレには何がいたのでしょうか?